The New Grove Project

The Demo's ('94) 300部だけ作られた本編発表前に出されたデモ集。Per Sundbom(mellotron、synth)とIngemar Hjertqvist(g、b、vo)のみで作られている。1 Prelude (3:40) 2 My Uncle (9:43) 3 Fool's Overture (7:23) (Where am I Going from Here) 4 Fool's Journey (8:22) 5 Anguish (5:31) 6 The Ladder (7:32) 7 Circles (23:22)という構成。"Circles"は2枚目の"Brill"の表題曲に使われる。ライナーによると、歌詞はPer Sundbomが見た夢に基づいて書かれているとの事。自主制作のデモ音源らしい装丁が何とも言えない…(確か10ドルだったかなぁ?)
Fool's Journey ('96) Ingemar Hjertqvist(vo)とPer Sundbom(add. key)を中心としたプロジェクト。84年にはほぼ楽曲は揃っており、96年にゲストを集めて収録された。そのゲスト陣はRoine Stolt(The Flower Kings)を始め、Par Lindh(key)、Jode Leigh(元England; ds)、Andre Schornoz(Swiss Landler Gambler; b)という布陣。楽曲はストーリー・コンセプトとなっており、叔父に感化された男が地球を飛出していく、というストーリー。何か星新一っぽい。耳に馴染みやすく優しいメロディーが中心で、アイロニーを感じさせるストーリーとのギャップがまた良い。この時期Roine Stoltはお得意のSteve Howeぶりのギターで、楽曲に彩りを供え、Par Lindhのプレイは力強い。そして、Jode Leighのドラムだ。まさか、元Englandのメンバーが再度シーンに登場するとは誰も予測できなかっただろう。ブックレットには既に2ndの予告がなされているのだが、その2ndが登場するまでは9年ぐらい待たなければならなかった…。
Brill ('05) 24分にもなる最後に収められた表題曲のみ元々あったらしく、他の曲はアルバムを制作する為に新たに書下ろし、集められたみたいだ。そういう意味では本来のThe New Grove Projectとして機能しているかどうかは疑問。一応、Ingemar Hjertqvistは表題曲でVoを取っている。前作から引続き参加しているのはPar Lindh(key)、Andre Schornoz(b)にJode Leigh。但し、Jode Leigh(key、ds、voice)は"The Sounding Flood"を手掛けているのみ。その他の曲ではHasse Bruniusson(ds)が叩いているようだ。新しく迎えられたメンバーはFredy Schnyder(g、b、key等 Nucleus Torn)、John Bo Bo Bollenberg(vo)にプレイがこの盤に残っているのかどうか定かではないが"The Light Within"を書いた故Herbert Herzog(key)となっている。ジャケットやCDの盤面のデザインも良い出来である。曲も全体的に良く出来ていると思う。ギターはメタリックな場面が増えたが、許容範囲だろう。だが、しかし、John Bo Bo Bollenbergの起用が謎である。誰もいなかったのならば、無理にボーカルを乗せる必要もなかったろうに…。Jode Leighの"The Sounding Flood"は秀逸。これがベストトラックというのも悲しいような…。

 

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