Lalle Larsson

Lalle Larsson

State of Mind ('01)Lalle Larsonによるソロ・ピアノ集。レパートリーはHenry Manciniの「ワインとバラの日々(The Days of Wine and Roses)」、Jerome Karn作のミュージカル曲「君は我が全て(All the Things You Are)」、Harold Arlenの「オズの魔法使い」から「虹の彼方に(Over the Rainbow)」、John Coltraneの"Moments Notice"、Fats Wallerの"Ain't Misbehavin'" Randy Newmanの"Dexter's Tune"とオリジナル5曲から構成されている。そのうち1曲は"Ominox"で後にOminoxのアルバムでも披露される。基本的に軽やかでジャジーな曲が展開される中、一際際立つのが"Conloninpurple"。"Conloninpurple"は数多くのトランペットが空中に吊り下げられ一度に鳴るように組み立てられた楽器で、Conlon Nancarrowに因んで名付けられた。この曲はどちらかというとそのConlon Nancarrowに影響されたような印象を受ける。
Ominox "Contemporary Past Recording from 1993-1995" ('04)Lale Larson(key)が初めて組んだシンフォニックなフュージョン/ジャズロック・バンド。95年にCDを制作するもののレーベルの倒産等で完成まで漕ぎ着けなかった。このCDには、Ominoxが録音したものが時系列に並べられており、その成長ぶりも伺う事が出来る。93年のマテリアルは"Incommunicado"、"Contemporary Past"をBengt Johnson(ds)とFrederik Moller(b、g)のトリオで録音。94年のマテリアル"In Time"と"Yes!"はFrederik Mollerが脱退し代わりにJerry Ericsson(b)、Bo Eriksson(g)が参加。Frederik Mollerの妹Frida Mollerがしなやかで伸びのあるvoを入れている。残り6曲が95年のマテリアルで、中途で頓挫したCD制作を終わらせる為に録音が再開された音源から。ここではギターにKrister JonssonとJimmy Louを迎えて作られた。全編に流麗なキーボードが支配するディスク。シンフォファンにもお勧め。
Lalle Larsson's WeaveWorld ('09)Lalle Larsson(ac.&ele. key)、Richard Hallebeek(g)、Stefan Rosqvist(g)、Jonas Reingold(b)、Mickael "Walle" Wahlgren(ds、perc.)からなるバンドの1st。"Seven Deadly Sin"で聴かせたように基本ダークなメロディーを持つシンフォニックなバックグラウンドにピアノをメインにしたジャジーで流麗なソロが奏でられる。Richard HallebeekとStefan Rosqvistのギターもヘヴィなリフを主体としている。"Adagio"は曰くつきのアルビノーニ作(これを選んだ理由は何だろう?)。圧巻はやはり幾つもの表情を変える14分にも及ぶ表題曲だろうか。今までにありそうでなかったヘヴィネスとピアノとのコントラストが素晴らしい。


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Electrocution 250
"Electric Cartoon Music from Hell" ('04)
Shrapnelからソロアルバムを出しているTodd Duane(g、b)、Arch EnemyやDarkaneで活躍するPeter Wildoer(ds)に数多くのセッション経験を持つLale Larson(key)というテクニカル・メタル・フュージョン・トリオ。ヤバすぎるジャケットから始まって、アルバム冒頭から早弾きの洪水とでも言おうか。スペースを残さないドラムに弦音。そして、どういう訳かLale LarsonのメロディーはSamlaやFlying Food Circusを思い起させる可愛らしく愛嬌のあるもの(これも一つの北欧印なのだろうか?)。そんな中、シリアスで格好良い瞬間が顔をのぞかせる対比が面白い。因にジャケットは日本盤仕様。外盤はジャケット違い。本当に大丈夫なんだろうか?
Richard Hallebeek Project featuring Shawn Lane and Brett Garsed ('04)オランダ人ギタリストRichard HallebeekがLale Larson(key)とUdo Pannekeet(b)、Bas Cornelissen(ds)という学生時代から組んでいるリズム隊を迎えたバンド編成によるプロジェクト作品。ゲストにShawn Lane(g)、Brett Garsed(g Nelson等で活躍)が4曲づつソロを入れている。本作はテクニカルなインスト・ジャズ/フュージョン作品。Lale Larsonは"Good Food"、"Free"と10分にも及ぶ"Enigma"の楽曲提供もしている。特に、躍動感のある"Good Food"は要チェック。"Enigma"でのShawn Laneのソロはただただ飽きれるばかりの凄みがある。因にUdo PannekeetのサイトにRHPのライブ映像が短いながらあるので、興味のある方は是非。


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