Bad Habit



Bad Habit

Revolution ('95)1stから6年経って突如出された2nd。Doc Shannonの代わりにSven Cirnski(g 元Snake Charmer、Raise Cain)が加入。その為、音は幾分とハードな側面を持つようになるが、Sara HeurlinとAxel Holtasがボーカルで参加しハーモニーを充実させ、ゲストキーボードにTommy FalkとDavid Brandtを迎えて、ハードポップな側面を残している。日本盤にはボーナストラックとして"Scandal Night"が収録されている。
13 Years of Bad Habits ('00)Hal Joohnston(g、vo)、Bax Fehling(vo、g)、Doc Pat Shannon(key)、Jaime Salazar(ds)、Stevie Rose(b)でデビューしたBad Habitsの初期音源集。Bostonのカバー"More than a Feeling"を含む1st"After Hours"('89)から10曲全てとミニアルバム"Young & Innocent"('88)から6曲中4曲セレクトされている。そしてシングル"More than a Feeling"のB面曲と紹介されている"Need Somebody"("Young & Innocent"にも収録)と同じく裏ジャケットには"Dancin'"とクレジットされているがプレイヤーが映し出すのは"I Live for You"という曲。"Young & Innocent"を聴いたことがないので確認のしようがないです…。それにデモ音源の"I never Knew what Love could Do"と全17曲のてんこ盛り。Jaime Salazarは何らかの理由で"Young & Innocent"には不参加(Jonas Hellborgのせいか?)。代わりにJohn Andersonがドラムを担当。元々はHal Johnstonがヴォーカル担当でBax Fehlingがギター担当だったらしいが、レコーディング直前に喉を痛めたHal JohnstonがBax Fehlingに歌わせた所、自身のボーカルよりもずっと良いという事で、Bax Fehlingとパートをスウィッチすることになった。1stに収められている"More than a Feeling"は当時のレコード会社VirginがAlienのBee Geesのカバー"Only One Woman"でヒットを出したのを気を良くして、レコード会社からの提案でカバーする事になった。1stを出した後、カバー曲をカットし、チャートを上がったバンドは英国に次いで旧ソヴィエト連邦にまでツアーしている。彼の地ではライブアルバムまで出たそうだ(マジか?)。音楽性はBostonのカバーがよく似合うバンドということで。Jaime Salazarは左上冗談じゃなくて、上段。
Adult Orientation ('98)ベースがPatrik "Stevie" Södergrenにチェンジし、Christer Hermodsson(key)がゲストとして参加。タイトルが示すように、少しずつ、ブルージーでアダルトな雰囲気を持たせるようになってきた。風貌も随分とすっきりしたし…。Bostonのカバーを演っていたことがあるように、このバンドの本質は飽くまでも、耳に優しいメロディーと甘い菓子、じゃなくて歌詞を上質なサウンドクォリティーに乗せてリスナーに届ける、というもの。前作にもゲスト参加したSara Heurlinが"Forever"でデュエットを聞かせる。時にBax Fehlingの声もダミ声になってしまうのも、このグループの特徴と言えるかもしれない…。日本盤には"I Live for You"がボーナストラックとして付いている。
[hear-say] ('05)まさか、前作から数えて7年目にアルバムを出してくるとは誰も予想出来なかったのではないだろうか?メインソングライターのHal Marabel(Hal Johnstonが改名した名前)はDennis Radoicicとのデュオ、Arena Swedenでの活動が軌道に乗っていたようだし。事実、Hal Marabel本人も1年前に聞かれていたら、「有り得ない」と答えただろうと話している。更に、このアルバムでは、Bad Habit流のへヴィーさとメロディックさのバランスを保ち、提供することに専心したらしい。どんなにメロディックでも必ずヘヴィーなギターを入れ、どんなにヘヴィーでもメロディアスなコーラスやヴァースを入れることが重要だったとライナーに記している。そういった意味では、今回のBad Habitのアルバムは成功と言えるだろう。そして、今回のアルバムではプロデューサーとしてめきめきと力を付けてきたJonas Reingoldがプロデュース、アレンジで参加。旧友の頑張りに花を添えている。日本盤には"Here I Am"がボーナストラックとして収録されている。
Above and Beyond ('09)前作に続きJonas Reingoldがプロデュースで参加。殆どの曲がHal Marrabel(g、key)で書かれている一方、Bax Fehling(vo)がU2っぽいフィーリングで始まる"A Lot to Learn"を書き、Patrik Södergren(b)が"Calling Your Name"と日本盤ボーナストラックの"Reaching Up"を書いている。全体的に前作よりもグッとキャッチーさが増し、ハードポップ全開のアルバムとなった。ヘヴィーな音像を持った前作を通過した故に"Just a Heartbeat Away"やヘヴィーなギターをフィーチャーした"I Believe"やビッグなサウンドを持った表題曲といった曲が良いアクセントとなっており、アルバム全体のサウンドが緩急のあるものとなっており、飽きが来ない。特に"I Believe"や"Above and Beyond"の出来は白眉。
Atmosphere ('11)前作と同じラインナップで製作された6thアルバム。Jonas Reingoldは今回はミキシングとエンジニアを担当。メインソングライターのHal Marabel(g、key)は今作では共作者にPeter Alpenborg(元Dark Age)、Ulrick Lönnqvist(Sahara)、Morgan Jensen(元Swedish Erotica)を迎えて製作。こうした共作者から見ても判るとおり、狙い通りキャッチーなメロディック・ロックが並ぶ。特に本作ではSven Cirnski(g)のヘヴィなサウンドやこの路線にしてはダミ声が強いBax Fehling(vo)とキャッチーな曲とのバランスが非常に良い。Bad Habitらしい荘厳さを併せ持ったオープニングの"In the Heat of the Night"、疾走感のあるサビが印象的な"Words are not Enough"、オープニングが少しELOを思い起こさせ、サビはBad English風な"Everytime You Cry"(この曲では共作に関わっていないPeter Alpenborgがadd. keyとして参加)の冒頭3曲の畳み掛けは素晴らしい。またバラード調の"We are One"ではHenrik Larssonがハモンドで参加。バックヴォーカル陣にはClarkのAlex HolmgrenやKarmakanicに参加したDaniel Beijbomといった名前が見える。日本盤にはボーナストラック"I'll be True"収録。


Others

The Truth "Machine" ('08)Bad HabitのギタリストSven Cirnski(g)がDavid Fremberg(vo AndromedaやConstancia等)、Jens Lundahl(b Pete Sandbergのソロ等)、Jaime Salazar(ds)を迎えたバンド形態のソロ・プロジェクト。共同プロデュースにJonas Reingold("Big Al"、"Tormented"、"Heavy Rain"のイントロでベース、"High and Low"でキーボードを担当)。Grooveyard Recordsから出されていることからも判るようにブルーズ・ロック・タイプのハードロックを演っている。冒頭の"Freedom"はまるでGlenn HughesがCraig Erikssonとやっていた頃のようなJimi Hendrixタイプのグルーヴのあるヘヴィー・ロック。"Hold Out"、"Stand in Line"、のようなキャッチーな曲になるとDavid Frembergの声がドスのきいたEric Martinという感じになる。バキバキ言うベースも相俟ってヘヴィーなMr.Big的な趣も。タイトル・トラックの"Machine"、"Tormented"はインスト曲。"Heavy Rain"のイントロのフレットレスはこれぞJonas Reingoldという音が堪能出来る情感豊かな曲。



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