Finneus Gauge

Echolyn解散後、Chris Buzbyが組閣したグループ。アルバム2枚を残す。2nd発表後、第1回NEARFestのラインナップにその名を連ねていたんだけど、ギタリストScott McGillがソロ活動に拘ったため、解散。代わりにScott McGill率いるフュージョン・トリオHand Firmが出演。その為、私の中では、このギタリストに対してちょっと複雑なものがあったりもする。

More Once More ('97) Christopher Buzby(key)がJohn Buzby(ds)、Scott McGill(g)、Chris Eike(b)、Laura Martin(vo)と組閣したグループ。基本的にジャズ・ロック色の強い楽曲にLaura Martinの女性ヴォーカルが乗るというもの。Chris Buzbyのセンス良い音使いやプレイ、休むことを知らないドラムを根底に縦横に駆ける弦という演奏に大仰なヴォーカル・コーラスなど、全ては楽曲の良さに支えられているのが判る。アルバムでは無難にこなしているが、アルバム発表前のライブでは、結構キレ系キャラなヴォーカリストだった記憶がある。また、安易なソプラノ・ヴォーカルに逃げずに深みのある声を披露しているところに好感が持てる。ギターのScott McGillのプレイは一聴すると、Allan Holdsworthワナビーなのが判る。やはり、このアルバムではペーソス感一杯の"Customer Service"が秀逸。その他にも複雑な手拍子"Press the Flesh"やサウンド・スケープ風のサウンドが支配的な"Calling Card"、チョッパー・ベースから入る"Salvation"と多彩な楽曲で楽しませてくれる。バンド名は超人(?)の代名詞的な人物Phineas Gageから取ったんだろうな。
One Inch of the Fall ('99) 前作と同じ布陣で製作された2nd。更に楽曲に焦点が当たった印象を受ける。1stで見られたソロなどは抑え気味。それでもScott McGillのAllan Holdsworthタイプのギタープレイもバタバタなリズム・セクションも健在。Laura Martinのような歌い方をするシンガーは少ないだけに現在ナリを潜めているのは勿体無い気もする。特に"Early Sun"のような表情がある歌い方が出来るのであれば、これからももっと伸びるシンガーであっただろう。楽曲に焦点が合った分、よりEcholyn寄りになってはいたのだろうし、多分Happy the Manや更に遡ればBruford辺りのジャズ・ロック色を強めたEcholynみたいな位置付けは狙っていたように感じる。その流れはジャズ・ロックの権化のような"Blogee's Lament"からEcholyn色の強い"Unsinkable You"の流れかれも汲み取れるように思う。最後の"Golden Pretzel"が終わった後、13分ぐらいしてから隠しトラックのようなものが出てくる。あまり褒められたものではない口笛を吹いてBilly Joelの"Piano Man"を歌っている様子から、冒頭の"Open Up the Fog Lines"のテープの逆回転のように聴こえる。

 

Echolyn

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